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環境保全事業

定款第4条第1項第2号

<事業の趣旨>
・近代の経済成長や急速なグローバル化により現在、日本全国の山林は森林伐採や荒廃化が目立っている。外国への輸入や国内消費により木自体が減少し、林業従事者も減少の一途をたどっている。多様な資源やエネルギーを生み出してきた森林や山林の荒廃は過疎化や少子化を加速させ、人口の減少は農林地の維持を困難にさせている。
この事業では環境づくりや自然の大切さを伝え、持続可能な地域社会、地域の自然づくりを目指す。農地や山林は単に木材生産の場所ではなく、多様な生物がすみ、空気を清浄化し、土砂災害を防ぐなど環境の面からも重要な存在である。急速に悪化しつつある神楽地区の自然を守り、特に地域資源の持続可能な方法での活用を重点におき、事業を推進する。
 
(1)「企業と住民の協働による企業の森づくり」事業
・近年、地球温暖化防止や生物多様性保全など環境保全に対する国民の意識が高まる中、企業やその従業員と、地元の住民が共同で行う「企業と住民の協働による企業の森づくり」事業を行う。神楽地域においては、都市(企業)と農村との連携として、集落と企業の従業員が包括的な協定を結び、森林の保全活動や企業の従業員及びその家族が楽しむことができる里山、里づくり活動に取り組む。
 
(2)稲作オーナー・レンタル農園事業
・「都市と農村の交流を促進して定住人口の拡大を図る」ことを目指し、神楽地区の農園のオーナーになっていただく方を募集する「稲作オーナー事業」及び農園をレンタルしその借主を募集する「レンタル農園事業」を行う。上記の目標のとおり定年退職された会社員やそのご家族あるいは、農業に興味のある方など一般に幅広く募集をし、神楽地区への定住を図る。神楽地区の農園オーナーとして、遠方から通う方々の移住を促進し、農園の活用と後継者不足の解消につなげる。また、稲作オーナーやレンタル農園の借主が収穫した新米や農作物で、豚汁や煮等をつくり、収穫の喜びを味わう「収穫祭」を開催する。
さらに事業の効果は以下のようなものがある。
 
1、都市と農村の交流を促進させ、都市から農業に興味のある人々やスローライフを目指す人々を呼び込み定住化を促進する。そのことで人口の増加や地域の活性化につなげる。
 
2、地域住民の、高齢化による後継者不足が原因で生じる「耕作放棄地の増大」を抑制する。
 
3、実際の農業体験を通じて、農業の苦労や、水田等に生息する多様な動植物の存在の認識、また農業や食に対する安全を見直すきっかけをつくる。
 
4、農園や水田などの多面的な機能につき理解と関心が深まり、また神楽地区の重要な資源である農園・水田を有効に活用し、地域の活性化につなげる。
 
(3)「高源寺」天目楓樹木医診断、治療再生事業
・神楽地区にあるお寺「高原寺」内にある「天目楓」と呼ばれる楓に対する、樹木医による診断を実施する。また治療すべき個所に関しては再生治療を実施する。貴重な樹木を守ることで、地域の自然の保護を図る。
 
(4)小稗(こびえ)地区における「ビオトープ」現地学習会の開催
・「ビオトープ」とは、生物群集の生息空間を示す言葉である。日本語に訳す場合は生物空間、生物生息空間とされ、転じて生物が住みやすいように環境を改変することを指すこともある。この事業では小稗地区において昭和30年代の美しい自然をよみがえらせる為、「小稗ビオトープ地区」において植物を植え、自然で採取した生物を解放するなど環境の改善に努める。森林の保護とあわせ生物、植物の保全を図り、また現地で児童や学生などにその環境を見て、学習してもらうことで今後の地域環境の継続的な改善につなげる。
 
(5)稲土(いなづち)ヒメホタル観賞会の開催事業
・ヒメボタルの観察とその生態の学習会を実施する。ホタルの生態に関する専門家等を招きホタルの生息分布調査などもあわせて実施する。
 
<事業の対象者>
主に地域住民及び一般市民
 
<事業実施のための財源・施設・人員等>
事業の財源はない。人員は当法人の職員やボランティア、学習会などでは派遣講師など。
 
<事業の委託及び受託について>
事業の受託及び委託はない。
一般財団法人 神楽自治振興会
〒669-3821
兵庫県丹波市青垣町桧倉
414の5番地
TEL/FAX.0795-87-5808
  1. 教育福祉事業
  2. 環境保全事業
  3. 地域活性化事業
  4. 高齢者生活支援事業
  5. 公共施設の管理運営事業

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